
●ごあいさつ
百合丘駅北口から3分
けれど、地図がなければ、決してたどり着けない、静かな住宅街の中に、突然のように現れる、「隠れ家たまり」は、陶芸家の商うこだわりの店として、知る人ぞ知る隠れ家として、この地に定着しています。
昭和初期の古民家から、全てを移築した、風情ある佇まいのこの店は、そもそも2009年に西五反田で誕生しました。
その後、2011年1月15日に、この百合丘に移転して、早くも15年を過ぎました。
佐渡にこだわり、佐渡を愛する、正式に佐渡市の公認の店。
日本海の魚、佐渡には6軒ある酒蔵全てから、蔵直送でやってくる、こだわり抜いた地酒、隠れ家たまりのある、川崎は麻生区の朝どれの野菜、素材の全てにこだわり抜いた、マニアックな店主の料理は、五感を貫き、あなたを唸らせます。
これまで、地域の方々に愛されて、様々なご家族の記念の「場」としての役割を果たしてきました。
たくさんの方々に育てられてきた、この、「場」としての隠れ家たまりもお楽しみください。
また、隠れ家を標榜してはおりますが、
「たまり食堂」
(子ども食堂-2014年から続けています。)や、
地域のアーティストさんたちのライブ、
展覧会など、
幅広く地域との繋がりも大切にして来ました。
しかし、コロナを経て、今たまりは更に
隠れ家としての役割を深めていきたいと考えて店作りを行なっています。
店主自らがデザインした、
個性的ながら落ち着いた3つの個室を備え、
夜は完全予約制。
一晩おひと組から多くても2組限定。
この部屋は開け放てば15名様のご宴会にも使えます。



●たまりのこだわり
木のぬくもりの心地よい座敷席では、お仲間、ご家族とのご歓談をお楽しみください。
居心地の良いカウンターでは、老いも若きも中途半端も、和気あいあいと交流して下さる事を願っています。


●日本海の魚たち
佐渡島近海は、寒流と暖流が複雑に入り組んでいて、魚たちはあまり大きくなれません。そのかわり、身が引き締まり、うまみが凝縮していて大変に美味しいのです。
刺身はもちろん、ハーブ蒸し、しゃぶしゃぶ、丸ごとご飯に炊き込んだりと、楽しい食べ方がいっぱいです。
特別なお席の場合は、合わせて取り寄せますので、3日前にはご予約ください。



●佐渡島の海藻
佐渡島近海には、沢山の海藻も豊かに繁茂しています。中でも、5種類あると言う佐渡もずくは、専門店でなくては中々口に入らないものです。
また、佐渡のソウルフード「いごねり」は、佐渡人が毎朝口にする食材で、これもこちらでは珍しいものです。たまりではいつも召し上がれますように心がけています。この他、銀葉草、長藻など、素晴らしい海藻が季節ごとに届きます。
●佐渡島の日本酒
佐渡島には6つの造り酒屋があります。どれも素晴らしいのですが、特にタマリが気に入っているのが、「真稜」さんの“山廃大吟醸”と「金鶴」さんの“拓”、そして、「北雪」さんの大吟醸粕取り焼酎“つんぶり”です。
佐渡は朱鷺の里と言う事もあり、そもそも朱鷺が生きられる環境を作るため、米作りには有機農法、鴨を使った害虫駆除など工夫も多く努力されています。
そんななか、造り酒屋さんの職員自らが酒米つくりから有機にこだわって行なっている所もあり、「たまり」のコンセプトにはぴたりで、長く使わせて頂いています。勿論、味もピカイチです。

●佐渡島の塩
佐渡島にはまた、すばらしい塩造りの 文化もあります。佐渡の海洋深層水から採れる塩は格別の味です。
「たまり」で使っているのは、「佐渡風塩釜」の花塩と藻塩。特に藻塩は、よく使われるホンダワラでは無く、アラメを使っているため、うまみ成分が多く、ミネラルも豊富です。刺身や天ぷらに本領を発揮しています。

●佐渡島の人々
「たまり」にはまた、佐渡島出身の人や佐渡にゆかりのある方々が顔を出してくれます。画家の中川宇妻さんやシンガーソングライターのYAMATOさんを始め、以前から存じ上げていた方が、実は佐渡出身だった事も、「たまり」を始めてから知りました。
佐渡からこちらに働きに来ている方や学生さんなどとも交流しています。
佐渡は異界への扉、現世のワンダーワールドです。年に一回は佐渡島ツアーを行いますので、是非、ご参加ください。